#44 by yamatomo / 2011.12.10
活動報告

エチオピア民主化デモ

APFS労組では、各国出身組合員の要請でさまざまなイベントを開催・協力しています。例えば母語講座がそうです。ビルマ(ミャンマー)民主化グループとの交流や共闘も同じです。国境を越えた相互扶助・相互支援は私たちの組合活動において大事なものです。

本年11月末、エチオピア出身の組合員並びに友誼団体であるエチオピア当事者グループ、アディアベバ・エチオピア協会から組合に相談がありました。エチオピア国内では「民主主義」の仮面を被った独裁政権が人権派活動家やジャーナリストを拘束し、虐殺しているそうです。また、難民申請者(日本国内を含む)の情報を、政府側の人間(偽装難民申請者)が調査し、エチオピア政府へ流していることも確認されたとのこと。「もう、我慢ならない」と日本に暮らすエチオピア難民十数名があえて公然と顔をさらしてデモをする決意をしたので協力してほしいとのことでした。

エチオピア副首相の来日とも時期的に合致したので、急遽、12 月7日に大使館抗議デモを計画しました。デモ申請もシュプレヒコールの仕方も経験のない当事者でしたが、驚くべき熱意をもってデモおよび大使館への抗議文投函を実現しました。支援者の協力もあり、40名以上の参加で成功をおさめることができました。

虐げられた人々が声を発し、身体を動かし、社会に問題提起する。APFS労組はどのような場合も、これを支持し、支援します。今後もエチオピアやビルマのみならず、人間の尊厳を求めて立ち上がる移住労働者とともに私たちは進みます。

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