#25 by yamatomo / 2010.12.31
活動報告

第四回定期大会、大成功!(その2)

引き続き来賓の方々からのご挨拶を受け、大会はいやがうえにも盛り上がった。

来賓挨拶

ご発言いただいた順にその団体名、発言された方のお名前と発言内容(要約)とを以下に紹介する。

自治労埼玉 津川さん

「APFS労働組合第四回定期大会おめでとうございます。私の所属する自治労は公務員を主体とする組合であるが、報道されているような恵まれた人たちばかりではない。アウトソーシングの蔓延による低賃金労働も強いられているような状況にある。」

アイヌ・ラマット実行委員会 出原さん

「アイヌは日本の先住民族であるが、未だにその権利が十分に回復されない状態にある。国連人種差別撤廃委員会の勧告にもかかわらず、政府はそれを無視している。その勧告を実現させなければならない。2011年2月19日は、その勧告を実現させることを目的に集会を行うのでご参加いただきたい」

共住懇 山本さん

「共住懇は多文化のまち大久保に拠点をおいています。昨日も大久保アジアの祭りを行った。『第三国定住』ということで、ビルマ難民(カレン族)が近じかにやってくるのでよろしくお願いしたい」

よこはまシティユニオン 加名義さん

「神奈川シティユニオンというのがあるが、そことは違う組合であり、横浜周辺で活動している」 労働相談の具体的な内容について紹介がなされた。

難民を支援し連帯する会 旭さん

「ジャマルさんを支援し、その後にこの会を結成した」 難民の人たちの現状などが語られた。

モータウチェ図書館ビルマボランティアグループ ティンティンウィンさん

「昨日(12月11日)大正大学で難民問題についての話し合いがあり、そこに参加した。『難民の声を聞き、彼らと語らう』というテーマであった。『なぜ難民という道を選んだのか』という質問があったが、自分が難民という道を選んだわけではない。ビルマは軍事独裁政権が支配し少数民族に対し、独立を認めない姿勢をとって弾圧してきた。その結果難民問題は起こったのである。会社では弱い私たちがいじめられている。だから、APFS労働組合は必要な組合だ。(NPO法人)APFSは相談をするにも予約をしなくてはならなかったけれど、APFS労組はすぐに相談に乗ってくれ頼りになる」と結んだ。

この後、ビルマの三つのグループから発言があった。

ALD-JAPAN(アラカン民族民主連盟日本支部) ゾーミンカインさん

「APFSは昔から知っていますが、とくにこの三年くらいでAPFSユニオンとのつきあいが深まりました。もっと友好関係が深まることを望みます」

PNS-JAPAN(在日パラウン民族協会) マイチョーウーさん

「私たちもAPFSユニオンとつながりをもててよかったです。お互いに仲良くしましょう」

SND-JAPAN(在日シャン民族民主主義会) サイウィンペーさん

「シャンの仲間はビルマ民主化のため世界中で頑張っています。これからもよろしくお願いします」

アディアベバ・エチオピア協会 アベベさん

最後にアディアベバ・エチオピア協会のアベベさんからは、自国の人権問題、日本の人権問題などについて話した上で「エチオピアはじめ、国を問わず日本に暮らす外国人の力になりたいとアディアベバを作りました。NPOにするための手続きは大変でした。自分たちも声を出していかないといけない。頑張りましょう」と力強い連帯の挨拶があった。

メッセージの紹介

来賓の挨拶は、いずれも含蓄のある話で終了したが、文書でのメッセージも届いており、議長がそれを読み上げることで参加者に紹介した。メッセージは次の通りである。

全統一労働組合 中央執行委員長 田宮さん

「第四回定期大会開催、誠におめでとうございます。移住労働者の暮らしと権利のために奮闘し続けている皆様の活動に対し、心から敬意を表します。 (中略) 本日の定期大会がその素晴らしいスタートになる事を祈念致します。ともにがんばりましょう!」

神奈川シティユニオン 執行委員長 村山さん

「APFS労働組合の第四回定期大会おめでとうございます。日ごろの貴労働組合の活動に敬意を表しつつ、心からお祝い申し上げます。 (中略) 人ひとりの権利を守り、団結を広げていくことが、ひいては日本の労働者全体の生活と権利の底支えになると信じます。これからも共に外国人労働者を組織する仲間として、がんばりましょう!」

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