#24 by yamatomo / 2010.12.31
活動報告

第四回定期大会、大成功!(その1)

2010年12月12日(日)14:20~16:10 板橋グリーンホールにおいてAPFS労働組合第四回定期大会が行われた。

次期役員の選任

来賓の方も含め60名収容の会場は熱気に包まれた。まず、議長と書記が選任された。議長には三木、書記には軽部が推薦され、拍手をもって承認された。議長就任の三木から、第四回APFS労働組合定期大会開始が宣言され、その後次期役員の候補者紹介が行われた直ちに候補役員の信任投票を行い出席者全員の信任を得、次期役員が決定した。次期役員は次の通りである。

APFS労働組合役員

  • 執行委員長 山口智之(専従)(再)
  • 副執行委員長 三木譲(新)
  • 書記長 TIN MAUNG NYO(ビルマ連絡会)(再)
  • 書記次長 軽部哲雄(新)
  • 共闘部長 松本勲(再)
  • 会計 鈴木江理子(再)
  • 会計監査 中野英幸(再)
  • NANG KHAM MO HTUN(ビルマ連絡会)(再)
  • ZAW MYO Oo(ビルマ連絡会)(再)
  • 顧問(教宣・広報部門担当) 青池憲司(再)
  • 顧問(教宣・広報部門担当) 関根美子(新)
  • 協力弁護士 萩尾健太弁護士(渋谷共同法律事務所)

その後、選出された役員は前面に並び、本日の議長にも選ばれた三木から逐次紹介があり、満場の拍手をもって再度の信任が確認された。

設立3年めの飛躍

次に執行委員長に再選された山口から議事の提案が行われた。議案書は日本語のみなので、口頭で噛み砕いた説明がなされ、日本語に習熟していない組合員にも理解できるよう配慮した提案となったのは言うまでもない。山口委員長の提案は概ね次の通りである。APFS労働組合は、設立3年目をむかえた。3年目というのは重要な時期であるとした上で、山口委員長はAPFS労働組合の歩みを振り返った。そして、1年目、2年目というのは設立の勢いで何とかやっていける。しかし3年目となるとその勢いを失くし、ダメになるところもあるが、我々APFS労働組合は3年目の飛躍を遂げることができた、と語った。

NPO法人APFSとの連携

しかし一方でNPO法人APFSによって引き起こされた「事務所問題」がAPFS労働組合に大きな打撃となったことが述べられ、その現状について分かり易く説明がなされた。NPO法人APFSが今年7月、一方的に事務所移転を通告してきたこと、その結果事務所を分離せざるを得ず、ワンストップサービスができなくなってしまい、相談者に多大な迷惑をかけてしまったことなどを具体的に述べた。しかしだからと言ってNPO法人APFSと敵対するのではなく多くの問題を抱える外国人労働者の利益のため、APFS労働組合はNPO法人APFSと連携していかねばならないと訴えた。そのために以下の3点の決議を提案したが、口頭で平易な日本語に置き換えつつ説明した。

  • 執行委員を始め組合員は積極的にNPO法人APFSの会員となること。
  • NPO法人APFS主催の各種イベントに積極的に参加し、ボランティアとして手伝いすること。
  • 知り合いで在留資格問題を有する人がいたら、積極的にNPO法人APFSに紹介すること。

以上のことが山口委員長より提案され、出席組合員の意思確認がなされた。その結果、圧倒的多数の拍手で承認され、議事は滞りなく決議された。

引き続き山口委員長は、会場に他の団体の方々にもご参加いただいており、そうした方々の協力もあってAPFS労働組合は発展してきたと語り、今後もその共闘関係を続けることを訴えた。また、各種イベントを通じ、組合員同志の交流を深めることも話された。満場の拍手により、これもまた承認された。

会計報告

次にAPFS労働組合活動の要となる前期の収支について、つまり会計報告がなされた。報告は、会計担当の鈴木である。収支決算説明の中で、とりわけ次のことが強調された。2010年8月に大きな支出があったのはNPO法人APFSから事務所を分離させられ、その結果新たな事務所賃貸契約を強いられ、事務用品等の購入もあったからである。しかし、この赤字は前々期からの繰り越し金をもって補填することができ、収支はなんとかプラスで〆ることができたと報告された。前期の会計報告は、会計監査である中野からも太鼓判を押され、満場の拍手で承認された。

14時53分、出席者全員の圧倒的支持を受け、全ての議事は終了した。

 まえの記事 «   » つぎの記事